不思議な世界観と、モノクロームの緻密な線描で、世界中に熱狂的なファンをもつエドワード・ゴーリー（1925～2000）。
日本では異色の絵本作家として知られており、「ギャシュリークラムのちびっ子たち」や「うろんな客」、「不幸な子供」などの絵本が次々と邦訳され、人気が高まっています。
しかし、邦訳されている絵本はゴーリーというアーティストのほんの一面に過ぎません。彼自身がテキストとイラストの両方を手がけた主著だけでも100冊以上、さらに他著の挿絵、舞台と衣装デザイン、演劇やバレエのポスターなど、才能は多岐にわたります。
日本初の回顧展となる本展は、エドワード・ゴーリー公益信託とブランディー・ワイン・リバー美術館により企画され世界各国を巡回した展覧会をもとに、日本国内のコレクションも加え、絵本原画の他、草稿、書籍など約350点を展示します。ゴーリーの多彩な制作活動から、謎に満ちた優雅な秘密に迫ります。

[開催日]
2016/9/8～2016/10/23
9：30～17：00（入館は16：30まで）
月曜休館（祝日の9/19・10/10は開館）

[開催場所]
下関市立美術館
山口県下関市長府黒門東町1-1

[料金]
一般800円
大学生600円

[出品予定作品（一例）]
「うろんな客」原画（部分含む）　1957年
「ギャシュリークラムのちびっ子たち」原画　1963年

[関連催事]
『子育て世代応援・鑑賞アワー』
日時：9/14・10/12（各水曜）10：00～（約1時間半）
対象：未就学児とその保護者
定員：各日5組（要申込・先着順）
申し込み：美術館まで電話にて

[関連催事]
『美術講座「ゴーリーのイラストの魅力」』
日時：9/24（土）14：00～
会場：美術館講堂　※聴講無料
講師：中村美幸（当美術館副館長）
『ワークショップ「ペン画に挑戦」』
日時：9/25（日）10：00～12：00
対象：中学生以上
定員：20名（要申込）
参加費：500円
会場：美術館造形室
申込方法：往復はがきの往信面に（1）希望講座名（2）氏名（3）住所（4）電話番号を記載し、美術館まで郵送ください。締切9/15（木）必着

[関連催事]
『講演会「エドワード・ゴーリーを見る/読む/訳す楽しみ」』
日時：10/1（土）13：30～（約1時間半）
会場：美術館講堂
定員：80名　※聴講無料（ただし当日の観覧券が必要）当日11：30より整理券を配布します（お一人様1枚）
講師：柴田元幸（アメリカ文学研究者/翻訳家）

[関連催事]
『トークイベント「教えて柴田先生！翻訳からひも解くゴーリーの魅力（仮）」』
日時：10/2（日）10：30～（約1時間半）
会場：美術館講堂
定員：60名（要申込）　※聴講無料（ただし当日の観覧券が必要）
トーク：柴田元幸
聞き手：泉澤みゆき（下関市立大学非常勤講師）
申込方法：往復はがきの往信面に（1）希望講座名（2）氏名（3）住所（4）電話番号を記載し、美術館まで郵送ください。締切9/23（金）必着

[お問い合わせ先]
下関市立美術館
083-245-4131

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